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会長挨拶

第22回日本遺伝子細胞治療学会学術集会開催にあたって
「遺伝子治療が標準治療となるために」
Gene Therapy:Heading Toward Standard Therapy

日本遺伝子細胞治療学会
会員、並びに関係 各位


 平成28年7月28日(木)~30日(土)の3日間、東京の虎ノ門ヒルズフォーラムで開催予定しております第22回日本遺伝子細胞治療学会学術集会(JSGCT2016)で会長を務めさせて頂くことになりました。
一時低迷期だった遺伝子治療もlipoprotein lipase欠損症に対する遺伝子治療薬であるGlyberaが欧米で初めて承認されたことを始め、私の専門である遺伝病の世界でも副腎白質ジストロフィー、異染性脳白質ジストロフィー、Wiskott‐ Aldrich症候群、Adenosine deaminase欠損症、などで遺伝子治療の期待できる効果がぞくぞくと報告され、遺伝病治療も大きな転換期を向かえております。また本邦発の遺伝子治療も臨床研究、治験が行われており、こちらも大きな成果が上がっております。それらを裏付ける様に、前回の第21回日本遺伝子治療学会では500名超の参加者が得られたそうで、多くの製薬会社関係者の参加も目立ちました。いよいよ遺伝子治療が実用化の時代になって来たことを感じさせるものです。またiPS技術など細胞治療の技術も大きな進歩を見せておりますが、これも遺伝子導入技術を含むものも多く、細胞治療と遺伝子治療を分けて考えることが困難な時代になってきました。理事長に再選された金田安史先生の決断もあり、日本遺伝子治療学会も日本遺伝子細胞治療学会へと名称が変更になりました。

 以上のように遺伝治療の表舞台への再登場を予感させる流れの中で、第22回日本遺伝子細胞治療学会学術集会を開催する運びとなりました。学会のテーマとして、遺伝子治療が難病の標準治療となる日を夢見て「Gene Therapy:Heading Toward Standard Therapy」と致しました。現在の流れを、崩さないような学術集会にしたいと思っており、現時点で米国遺伝子細胞治療学会を代表してNIHのCynthia Dunbar博士、 欧州遺伝子細胞治療学会を代表してイタリアのTIGETのAlessandra Biffi博士の特別講演、7つのシンポジウム、テクニカルセミナーを予定しております。また前回に引き続き第2回Asia Pacific Gene Therapy Consortiumも、田川雅敏先生(千葉県がんセンター)を会長として会期内に開催される予定です。 最終日には公開市民講座も予定しております。

 金田安史理事長には、学会の目的として、遺伝子治療創薬の支援、遺伝子治療を支える基礎研究の振興、ASGCT/ESGCTとアジア太平洋地域の遺伝子治療コミュニティーとで作る3極の形成、以上の3つを挙げられました。それら3つの目的に向かう学術集会にしたいと思っております。

 魅力ある第22回日本遺伝子細胞治療学会学術集会開催に向け鋭意準備を進めております。
遺伝子治療が夢の治療ではなくなった実感を是非、本学術集会で味わって頂ければと思っております。多くの皆さまのご参加ご来聴をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

第22回日本遺伝子細胞治療学会学術集会
会長 大橋十也
(東京慈恵会医科大学 教授)

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東京慈恵会医科大学
総合医科学研究センター遺伝子
治療研究部

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